-うまれる - 
 


うまれることは分解への旅路の始まり。

森は分解が賑やかに永遠と繰り返されるところである。

与那国島でレンズを向けた半野生の馬は、そこに自生している植物を体内で分解し糞として排出する。排出された糞は微生物によって更に分解され、再び草となり馬の餌となる。私はこの島の土と潮と空気と共にほどかれた原料と他の植物を合わせ紙を制作し、

そこに写真を印刷することにした。

写真を印刷した紙を森に展示することは、降り注ぐ雨や微生物によってもう一度分解されることを意味する。やがて朽ちた紙からは写真の隙間を縫って新たな芽がうまれ、人工物と自然物の境界は刻々と曖昧になっていく。

素材:馬糞、山芭蕉(ダマバス)、シロスミレの種、インクジェットプリント、枝、石、松葉

作品を森に放置して

-  ​1ヶ月後 -